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もりおかの坂 その55

もりおかの坂 その55 大膳坂(生々洞坂)<仮称>


愛宕山はグランドホテルがあるから、盛岡市民のほとんどが一度は立ち寄ったことがあると思う。
ただ、この坂を登って、たどり着こうとする人は、あまりいないと思う。
アケボノ保育園あたりから、盛岡バイパスのアンダーパスを抜けると坂の入口がある。
そこにあるのが、「盛岡ノート」を書いた立原道造が滞在したという「生々洞」の跡である。
もう、それだけで詩的雰囲気がかもしだされていく。

始まりから結構な傾斜だ。やがて小さな四角で構成される小さな石畳みたいな路面に変わる。
彼もここを登ったかどうかは、ボクはわからない。
でも、そんな物語を知るだけで、場所が見違えるのだから、彼はすごい。

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カーブを曲がり、さらに傾斜はつづく。
その先に見える建物は市立愛宕山老人福祉センターだ。
歩道もあり、山の緑が雰囲気をつくる。

息を切らしても、さらに坂がある。その老人福祉センターの左側にあるのが栗山大膳の墓。
福岡からやってきた彼は、この地で何を考えて、遠いの盛岡の地で眠りについたのだろう。

そんな遠くからこの町にやってきた人たちに縁がある坂。
盛岡では外せない名坂であろう。


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